釣りビジョン

寒さ忘れるファイト!茨城・波崎沖、“青物”ジギング!

2017年02月01日公開

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寒さ厳しく釣り物が少ない季節の真っ只中だが、茨城県・波崎沖が熱くなっている。ブリ・ワラサ、ヒラマサなどの“青物”がジギングで釣れており、1月25日には9kgのヒラマサも釣れ上がったとの情報。27日、波崎港『釣楽園 征海丸』に緊急取材に出掛けた。

係留場所に集合!

東京方面から波崎港に行くには、東関東自動車道・潮来ICを利用するのが良い。早朝なら潮来ICから30分で着く。集合時間は午前5時30分。『利根公園』横の駐車場に車を停め、係留場所に道具を運ぶ。ジギング乗合船「第五征海丸」は外側にある。釣り座は先着順で、釣り座に道具を置いておく。乗船の際、冬場は凍結に注意したい。5時30分に須之内哲也船長が来て、乗船手続きと代金を支払う。この日は私を含め8人の乗船で午前6時出港になった。

スタートダッシュ!入れ掛かりだ!!

航程約1時間、遠くに筑波山が見える。船長から「水深55m、底ベタに反応があります」のアナウンスで午前7時15分にスタート。海上はベタナギ、潮の濁りもなくいい一日になりそうだ。スタート直後、「ヒット!」の声。右舷トモ(船尾)でファイトが始まる。すると左舷でもヒット、船中各所でアタリが連発。船長はタモを持って船上を駆け回る。リフトでもフォールでもアタリがきて、4kg前後のワラサがデッキ上に跳ねまわり、入れ掛かりの状態。朝一から爆釣!恐るべし波崎沖である。

 

出遅れたが、1投目にヒット!

私も堪らず道具をセット、130gのピンク系ジグを投入する。3回シャクリを入れたところでゴツンとヒット。強烈な引き込みに思わず「ここの魚は引きが強いですね」と、タモを用意してくれた船長と言葉を交わしながら5kg弱のワラサをゲット。余裕があるように書いたが、実は引きに耐えるので精一杯、直ぐには釣りを再開出来ず一休み。周りはどうなっているかと船中を眺めると、船中のラッシュはまだ続いており、まるで魚たちがジグが落ちて来るのを待っているようだ。

いつでもどこかで竿が曲がる!!

船長はヒットが少なくなると小移動と、入れ替えを繰り返し、再スタートするとまた誰かにヒット。この状態が午前9時頃まで続き、早朝の爆釣タイムは終了。スローピッチ・ジャーク・ジギングには、これからの時期の対象魚になるホウボウも掛かった。船中30匹以上のワラサがヒットしただろうか、爆釣タイムが終了し、ベイトの反応を探して船はポイント移動となった。この間に話を聞きに回ったが、常連達は「小型は放流したので、何匹釣ったかよく覚えてないよ」とのこと。また、「早朝はピンク系、日中はグリーン系のジグが良いのでは」と、教えてくれる人もいた。

ヒラマサも顔を出したぞ

日中になるとさすがにアタリは少なくなり、浅場の漁礁周りに移動。水深は40m前後で数回移動を繰り返して、正午過ぎに3kgクラスのヒラマサが連続ヒット。バラシもあったが、大物狙いの人にはややサイズが不満そう。それでも全員気合を入れ直したが、アタリは続かず定刻2時30分終了となった。
大型ヒラマサこそ出なかったが、ワラサは最大6kg(ブリ)を含む船中約50匹、ヒラマサ2匹。竿頭は橋本太介さん(富里市)のワラサ11匹、ヒラマサ1匹。“ゲスト”はホウボウ、小型カンパチ等。噂通り波崎沖は熱かった。

船長に状況とタックルを聞く
「最近は潮が澄んでいて、早朝にアタリが集中します。海水温が例年より高く16℃あり、この状態が続いている間は“青物”、14℃位になればホウボウ狙いで出船します」と船長。“青物”タックルはPE3号、リーダーは6~8号太くて10号まで、ただし太目は食いが落ちる事があるそうだ。ジグは130g中心でシルバー、ピンク、ブルーの3種類を準備。大物が掛かるので、ドラグ調整は忘れずにとの事だった。波崎沖は北東の風以外はほぼ出船出来る。

今回利用した釣り船

茨城県波崎港『釣楽園 征海丸』
〒314-0408 茨城県神栖市波崎9532
TEL:090-3100-6991
定休日:毎月第3月曜日(祝日の場合は振り替え) 釣果・施設情報 釣楽園 征海丸 ホームページ

出船データ

出船時間:ルアー船 5時30分集合。揃い次第出船 沖上がりは状況により変動(午後2~3時頃)
予約乗合の為、電話予約
基本料金:ルアー船 大人1万1,000円(氷付き)、女性・子供要電話確認
レンタルタックル有り、駐車場無料
     
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