釣りビジョン

東京湾口・沖の瀬で“中深場の五目釣り”に入門!!

2017年03月01日公開

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神奈川県・小坪港『太郎丸』が、予約乗り合いでキンメダイを中心にした“中深場五目釣り”の乗合船を出しており、このところ好成績を上げている。深海釣りは未経験だが、船宿HPを見ると、レンタルタックルが完備、クーラーだけ持って行けば良いようなので、2月16日、初体験に出掛けてみた。

この手軽さは魅力だ!

『太郎丸』のある神奈川県・小坪港は、渋滞さえなければ、東京から約1時間の道のり。有名な『逗子マリーナ』の隣りに位置している。午前5時30分の集合時間には、私を含め14人が乗船した。予約の時に竿、リール等一式のレンタルをお願いしておいた。乗船後、仕掛けとオモリをセット、餌を付けるだけで準備OK(釣り座は予約の時に告げられる)。後は獲物をクーラーに入れるだけだ!定刻に出船した。

第1投目からアタリ!じっと巻上げ合図を待つ!

航程約1時間で沖の瀬のポイントに到着した。緊張の1流し目、高橋至良船長からアナウンスで片舷のミヨシ(船首)から順次投入。自分の番のアナウンスで上手く投入出来て、迷惑を掛けずにすんでひと安心。投入時、仕掛けが絡まったりして上手く投入出来なかった時は、その流しは“お休み”になる。水深360mの海底にオモリが着底。出港前に船長からレクチャーを受けた釣り方でスタート。まずはリールを巻いて糸フケを取る。水深があるので数回繰り返した方がいいようだ。底取りが出来たら、ラインのマークで底から5mリールを巻いてアタリを待つ。カケ上がりや落ち込みのポイントでは、船長からアナウンスがあるので、タナの取り直しが必要になるが、基本は底から5m上のタナで待つ。次は仕掛け回収の時の手返しだなと、考えていたら直ぐにアタリが来た!

 

船中でアタリ!!

船中あちらこちらでアタリが出始めた。早く巻き上げたい気持ちをじっと我慢。船長からの巻き上げ合図で、全員一斉に巻き上げ開始。早く仕掛けが上がった人の取り込みを勉強しようと見に行く。まずタモ入れは掬うのではなく、魚の下に構えてハリから外れた時、タモに落ちるように構える。魚は足元へ、空のハリはマグネットに順番につけて行く。イカ釣りの取り込みの感じだ。私の仕掛けには8本バリの一番上にキンメダイが掛かっていた。1匹だけだったが“初キンメ”をゲット。常連の人は多点掛けで次々とキンメダイを取り込んで行く。御機嫌なひと流し目だった。

船中合計キンメダイ約100匹!

2流し目は全員不発だったが、3流し目には活発なアタリがあり、多点掛けが連発、私も人生初のキンメ3点掛けを経験出来た。レンタルタックルで高級魚をゲット。その後、流しを繰り返し、キンメダイ、クロムツの多点掛けの合間にサバも掛かって来た。この日は計14回の流し、キンメダイを中心にクロムツ(ムツ)も数匹上がり、“ゲスト”はメダイ、シロムツ等。
竿頭はキンメダイ14匹(35~45cm級)にクロムツ2匹、次頭は13匹、3番手9匹2人で、船中合計キンメダイ約100匹と魅力十分な釣果だった。

指示タナキープが基本の釣り

初挑戦でも深場釣りが楽しめたこの日、常連の人から聞いた参考になる話。
1.チャンスを逃さないように再投入の準備を優先すること(魚は後から)。
2.オマツリしたら解くより、交換した方が早い。
3.交換ハリスが有ると便利。

「手ぶらでどうぞ」と船長
「今シーズンは、順調な釣果が続いており、7月一杯は狙います。水深400m前後から200mまで狙ってゆきます。レンタルタックルは完備してますので、クーラーだけ持って来れば楽しめます」と船長。次回は船宿仕掛け(6本バリ)を3セット購入して、2セット(9本バリ×2セット)に改造してハリ数を増やし挑戦してみたいと思う。

今回利用した釣り船

神奈川県小坪港『太郎丸』
〒249-0008 神奈川県逗子市小坪5-23-3-3611
TEL:0467-22-7662
定休日:毎週月曜日 ※祝祭日除く 釣果・施設情報 太郎丸 ホームページ

出船データ

乗船料金:11,500円(餌・氷付き)要予約
貸道具:2,000円(深場用竿・リール一式)
仕掛け:船常備 深場用1,000円
出船時間:6時30分(集合6時)電車利用の場合、予約時に連絡の事。
沖上がり:14時30分頃
     
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