釣りビジョン

夏休み、海上釣り堀でシマアジ釣りを満喫!

2017年08月01日公開

05_main.jpg

夏休み、アウトドアレジャーを計画しているファミリーも多いだろう。そこで手軽にアウトドア気分を楽しめる海上釣り堀を紹介しよう。手ぶらで釣りが楽しめ、更に超高級魚・シマアジのGET確率大のイベント“シマアジ祭り”を開催中の静岡県・沼津西浦足保漁港『海上つり堀まるや』である。

シマアジ、ワラサ、カンパチ等多彩な魚種を放流

『海上つり堀まるや』までは、都心から車で約2時間。富士山の見える最高のロケーションに5基の筏を設置。1辺10m×10m、水深7~8mのイケスの中にはカンパチ、ワラサ、シマアジ、マダイ、イサキ、クロダイ、メジナ、イシダイ、ヒラメなど実に多彩なターゲットが放流されている。特にその中でも人気のターゲットは4~5kg級のカンパチや、4~5kg級のワラサだ。それらはほとんどが養殖魚だが、一年中丸々と太り脂の乗った魚体でパワフルな引きを見せてくれるのが魅力だ。7月22日午前6時半、足保漁港に入ると土曜日という事もあり、陸ッパリの釣人の車がずらり。その奥に進むと赤いパイロンがあり、『海上つり堀まるや』と書かれた紙が貼ってある。そのパイロンに沿って進むと専用駐車スペースがあり、その近くには受け付けの茶色い小屋がある。この日は4基が貸し切りで1基が“乗り合い”。駐車場では総勢40人以上の釣り人が準備をしていた。

手ぶらでOK!受付で全ての物が揃う

ここでは、手ぶらで来ても釣りが出来るシステムが整っている。まず、“乗合”料金は大人1万2,500円、子供(小学生以下)6,000円。何も持ってきていない人は受け付け時に貸し竿セット(竿、リール、ウキ、標準仕掛け、青物泳がせ仕掛け、予備仕掛け)が2,000円で借りられる。クーラーボックスの販売は中400円、大1,000円。釣った魚は港に戻るまで自分の足元の大型スカリ(無料レンタル)で活かしておくことが出来るのでクーラーボックスは後で購入すればよい。勿論、クーラーボックスを持っていれば持参すれば良い。付け餌は受け付け小屋の中に冷凍庫があり、各種販売している。その他にもアジを餌に“泳がせ釣り”をしたい人はアジ7匹1,000円で販売している。ベテランの釣り人でもアジを活かして持ってくるのは大変なのでこれは嬉しいサービスだ。午前7時、スタッフの青木勝さんが受け付けを開始。受け付けで必要なモノを申告し料金を払う。後は乗船の用意に取り掛かる。夏のこの時期は熱中症への注意が必要。海上には自販機はないので飲み物は多めに用意しよう。

貸し切りにすればもっと気楽にフィッシング!
出船前にこの日1筏9人で貸し切りをしていた幹事の野村洋孝さんに貸し切りのメリットを聞くと、貸し切り料金は10万3,000円。それを9人で割れば1人1万2,000円以内に収まり、リーズナブル。更に竿も1人2本出してもOK。また、釣り座も知り合い同士なので気兼ねなく自由に移動できるのもメリットとか。放流は“乗り合い”も貸し切りも同じようにされるので、そこの差はない。もし、人数を集められるなら貸し切りが良いだろう。ただし、土、日曜日は早めの予約が必要だ。午前8時、筏ごとに乗船して筏へと渡っていく。筏へは足保漁港から航程約5分。筏間では移動は出来ないが、トイレは各筏に設置してある。

 

開始早々に3kg超えのカンパチ連発!

筏へ渡って間もなくだった。「うわぁー、すげー、引き!半端ないよこれ!」。隣の筏から大きな叫び声が聞こえた。その“犯人”は渡瀬敬太さん。開始早々ウキが一気に消し込んだと言う。「サンマをスーパーで買って来て、それを切り身にしてハリに付けたのですが、すぐに来ました。いや~これ凄い引き!腕がもうパンパンです」と弓なりの竿を必死に握りしめている。ドラグはジリジリと出ていく中、数分かけてようやく海面を割ったのは3kg超えのカンパチだった。その20分後、今度はその先輩の鈴木大地さんにヒット。「先輩、マジやべぇっすよ!腕パンパンになるんで気をつけて下さい」と横で渡瀬さんも応援する。海中を覗くとゆっくりと大きな円を描くようにワラサが上がってきた。それをワラサやカンパチが5、6匹追いかけてくる。思わず息を飲む光景が目の前に広がった。そして、今度は野村さんの竿、同じ筏内の深澤成昭さんの竿にも4kg級のカンパチがヒットした。

放流後はシマアジ連発!これが“シマアジ祭り”だ!

午前8時半、筏に渡ってから其々の竿でマダイやイサキ、カンパチなどがヒットしていたが、少し食いが落ちて来たかなと思ったタイミングで船が筏に横付けされた。「放流タイムですよ~。まずはマダイで~す。お次はシマアジ!今度は“青物”入れます」と次々にイケスの中に魚が放流されていった。放流後すぐにアタリは無かったが10分くらいすると、シマアジの入れ食いタイムが始まった。最初に竿を曲げたのは深澤さん親子。揃ってシマアジを連発して次々に釣っていく。そして、今度は隣のイケスで子供たちが大騒ぎ。3人でシマアジの掛かった1本の竿を持ち上げ、リールを巻いていく…するとバキッ!竿が折れる鈍い音が。しかし、子供たちはおかまいなしで巻き続けてシマアジをゲット。大はしゃぎだ。そのシマアジをきっかけに次々と魚が浮上し、体高のある丸々としたイサキや1kg級のシマアジが次々と掛かっていった。この時合15分ほどで1人で5匹のシマアジを釣り上げた人もおり、まさに“シマアジ祭り”だった。

午後1時25分納竿。まだまだ大量放流中!

正午過ぎ、スタッフの青木さんがスカリを回収し、それぞれが釣った魚を活〆をしてくれた。活〆にした魚はすぐに氷で冷やして血抜きされるため鮮度良く持ち帰れる。午後1時25分。「はい、上がりにしましょう!」と合図があり、納竿となった。夏休みのアウトドアイベントとして家族で“シマアジ祭り”開催中の『海上つり堀まるや』に是非出かけてみてはいかがだろう、釣れればお父さんの株が上がる事間違いなし!?

今回利用した釣り船

静岡県沼津足保『海上つり堀まるや』
〒410-0242 静岡県沼津市西浦足保漁港内
TEL:080-5118-8080
定休日:不定休 釣果・施設情報 海上つり堀まるや ホームページ

出船データ

■乗合
8時出船 13時25分回収
1万2,500円(税込)
■貸切
8時出船 13時25分回収
10万3,000円(税込)
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

その他オススメ記事

釣りビジョン倶楽部