2017年10月01日公開
北茨城でアカムツが好調との情報。それもスロージギングと餌釣りの両方とも好調との事。未経験の場所だが、情報を確かめに9月22日、茨城県・平潟港『長孝丸』に出掛けた。
平潟港の朝は早い
集合時間は午前3時、港に着くと集合場所の『長孝丸』係留場所には数台の車が停まっていた。船名の書いてある踏台にクーラーを置いて、先着順に釣り座が決まる。当日はスロージギング7人、餌釣り3人の計10人の乗船、ジギングが船首側、餌釣りが船尾側に集まり、準備が出来た午前4時少し前に出船となった。約1時間の航程。海上はベタナギだ。
餌釣りは持ち竿メインの誘い釣り!
ポイントの高萩沖に到着、午前5時15分にスタート。まずは餌釣りについて。仕掛けは標準的なアカムツ仕掛けの胴突き2、3本バリ、オモリ120号(予備として150号、200号を準備)、餌はホタルイカとサバ切り身。イカの胴を外し、サバを重ね付け、これも標準。ハリスにエッグボール、蛍光玉等の飾りも有効との事。水深は130m前後、魚探を見ると平坦な海底に大きくはないが、根が混在しているポイント。オモリが着底すると泥に刺さり、ゆっくりと誘い上げ、ゆっくりと落し込む。誘い始めや、落し込み着底時にアタリが出る事が多いそうだ。アタリがあっても即合わせは要らない。食い込みを待って、聞き合わせのように合わせる方が良い。口周りが柔らかい事を忘れずに。巻き上げ途中に引き込みが来るので、竿の“しなり”を利用して一定の速度で巻き上げる。
海底から3~5m程度を狙う!
次はジギングタックルについて。専用ロッドに専用リール、道糸はPE1.5号、リーダー5号3m程度、ジグのサイズは230~320g、フックは2/0か3/0程度。ハリ穴が拡がらない様に小さめのフックの方が良いそうだ。海底から3~5m程度を狙うが、使用するジグの動きや特性を把握して動かす事。動画を参照して頂きたい。
スタート即アタリとはいかないが、ゲストの後に“本命”登場
スタート直後は“ゲスト”ばかり、ムシガレイ、カガミダイ、サバ等が登場。5時30分からアタリが連発。餌釣りで40cm級のグラマラスな“本命”が釣れた。直ぐにジグで2人目、餌で3人目、ジグで2匹連発等、30分の間にアカムツが7匹のゴールデンタイム。アカムツは群れで根回りを回遊しているようだ。
やはり最初はゲスト、その後最大43cm上がる!!
6時15分過ぎにポイント移動。水深130m、スタート直後は沖メバル、ユメカサゴ等の“ゲスト”。6時40分頃から2回目のゴールデンタイムに入り、餌で40cm級、ジグで2連発、餌で1匹そしてこの日最大43cmが餌で釣れて、30分で5匹のアカムツ。その後も、期待したがシイラやサバ、本ガツオまで掛かり出し、オマツリも多くなり船長は船を移動した。流れが変わったようだ。
バケツで悠々と泳ぐアカムツを見た
移動中、周りを見ても他船が殆ど見えない、広大な釣り場だ。9時40分に再スタート。水深は137m。狙い的中、餌とジグに2匹ずつ計4匹ゲット。40cm級のアカムツがバケツの中で錦鯉のように泳ぐ。
10時40分、水深130mでラストスパート。餌、ジグ、ジグ、餌、ジグの順に5匹ゲット。11時30分過ぎに餌でラストアカムツが釣れて、正午に終了となった。
当日はジグと餌釣りの差は無く、サイズもどちらかに偏る事はなかった。流れも大潮の後の中潮の初日だったが、特別に速くは感じなかった。大潮だとオマツリが多くなるかもしれないが、これからは水深も浅くなるとのことなので心配も少なくなるだろう。
最終結果、船中26匹!最大43cm、40cm級6匹、竿頭餌6匹、ジグ5匹。大型、良型が多いご機嫌な一日だった。
直ぐに準備を!
「今日は良く当たった。海水温は19~20℃。アカムツは良型が集まって来たようです。10月一杯は有望です。出船予定をHPで確認して予約をお願いします」と船長。餌の準備が出来ない人は、予約時に購入を依頼する事も出来る。これから浅場に群れが入ってくることも予想される平潟沖のアカムツ、ジグでも餌でも狙い目だ。但し、集合時間は厳守ですよ!
今回利用した釣り船
出船データ
集合時間=午前3時 揃い次第出船 沖上がり12時
基本料金=1万2,000円 氷付き 餌・仕掛けは各自用意
※予約乗合の為、電話予約
※餌は予約時に購入依頼相談の事