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千葉県・片貝沖のハナダイ五目絶好調!数・型ともに満足!

2018年01月01日公開

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千葉県・九十九里浜の中央付近に位置する片貝漁港『勇幸丸』、昨年11月下旬から片テンコマセ釣りの“ハナダイ五目”が好調だ!「水深が浅い、分かりやすいシャクリ釣り、大型船で揺れが少ない、船長が男前で親切丁寧」。初釣りは、そんな『勇幸丸』で、縁起物のハナダイをゲットしよう!

午前5時、快適な大型船にゆったり乗り込む

片貝へは、東京、埼玉方面からは千葉東金道路を、神奈川からは東京湾アクアライン~圏央道(首都圏中央連絡自動車道)を利用するなどして、東金ICを降りる。この日は、前日吹いた風が収まって、晴れてナギの釣り日和となった。集合は片貝漁港に係留されている「勇幸丸」前に午前5時。出船は5時30分だ。4時30分頃到着すると、すでに船には灯りが点され受け付けが始まっていた。乗船名簿に記入して、女将さんから氷を受け取り、荷物をまとめて乗船する(乗船料は帰港後)。船上では市東吉雄船長がコマセを釣り座ごとに用意して迎えてくれた。釣り人は私を含めて8人。大型船なので釣り座はゆったりだ。

夜明けとともに釣り場に到着!

自分の釣り座に荷物を下ろし支度を整える。取り敢えず使わない荷物はまとめてキャビンや船尾などの邪魔にならない場所にしまっておこう。付け餌はオキアミ。仕掛けは、船上で販売している『勇幸丸』特製仕掛けを使用。ウイリー+カラバリの4本バリとオキアミを付けるカラバリのみの3本バリの2種類が用意されている。定刻に出船し、「勇幸丸」は日の出前の大海原へとゆっくり滑り出した。大型船なのでほとんど揺れがなく、飛沫も上がらない。一際大きく輝く月が美しかった。水平線近くの空が明るくなり、やがて金色に輝き出した。夜明けは近い。もうすぐ陽が昇る。航程約45分で船は釣り場に到着、辺りは明るくなり、手元が十分見えるようになっていた。

 

陽が昇るとハナダイがサイズアップ!

船長からの「始めて下さい。水深は32m。魚探の反応はかなり上まで出ています。20~30mを下から上へと探って下さい。アタリは小さく軽いことが多いので、変だなと思ったら合わせて下さい。出来るだけ高いタナで食わせた方が型がいいです。下ばかり狙わず上までシャクって下さい。その際、シャクリと止めのメリハリが大事です。また、このところ朝方より陽が昇ってからの方が食いがよくなっています。最初からコマセを撒(ま)き過ぎると、いい時間帯に食いが悪くなってしまいますので、コマセは少なめにして下さい」というアナウンスでスタートした。
開始直後は魚たちも目覚めたばかりだったのか、ハナダイにマダイが交じってポツリポツリ、20~25cmのかわいいサイズが多かった。しかし、眩しい太陽が水平線から完全に顔を出すと、30cm前後のハナダイがあちこちで釣れ、船内は一気に活気づき、長い流しのまま、あちらこちらで釣れ続いた。

そして、ハナダイは数も型も絶好調に!

次の流しも水深および狙いダナともに同じ。みなさん“シャクっては止める”をくり返して下から上へと探っていく。“アタリダナ”を掴でいる人が置き竿にして食わせるシーンも見られたが、通常は上へ上へと誘い上げて釣るのが基本。35~40cmの大型ハナダイや30cm前後のダブルも見られ、左舷ミヨシ(船首)では40cmちょいのカンパチのダブルも!中盤は充実した内容だった。
時折、船長も様子見で竿を出していたが、シャクリは結構強めでストローク幅1m前後、止めはピタリと3秒程度微動だにせずという感じだった。後半、私も船長のシャクリを真似て竿を出してみた。強くシャクるとアタリが遠く感じたのでソフトなシャクリに変えてみた。すると、「来た!デカい!」。「が、ん?」。40cmオーバーのウマヅラだった。その後、「シャクリの強さ中位で1m幅、止めは3秒、巻きはリールのハンドル1回転」のパターンで順調に釣れた。良型ハナダイのダブルもあった。40cm前後の大型を20m付近の浅いタナで掛け、強烈な引きをいなしながらなんとか海面まで上げたものの、タモを探してもたついて唇が切れてバレてしまったり、かなり楽しい。ハナダイにマダイが交じって11匹ゲット。うち5匹が30cmオーバーのうれしい良型!これは嵌るわ。

皆さん20匹と言うけれど、もっと釣れているでしょ!

終盤は食いが落ち着いてしまい、そのまま正午頃沖あがり。皆さんに釣果を尋ねて回ったら、なんと7人中5人が「20匹位かな」。ちょっと待って下さい。皆さん控えめ過ぎですよ!ちゃんと数えたらもっと釣れていると思いますよ。そんな中1人の釣り人が「25匹位かな」と申告してくれて竿頭に。「22匹でした」と、照れ笑いの方が次頭。やっぱりもっと釣れていましたね!12時50分頃帰港。笑顔で迎えてくれた女将さんも、「ウチの釣果は自己申告制なので」と笑う。下船後、追加の氷が配られ、女将さん特製の温かいソース焼きそばとお茶が振る舞われた。港でテーブルを囲んでみんなで談笑。和気あいあいとした時間がとても嬉しい一日だった。

今回利用した釣り船

千葉県片貝港『勇幸丸』
〒299-3201 千葉県大網白里市北今泉3404
TEL:0475-77-2594
定休日:第2・4金曜日 釣果・施設情報

出船データ

ハナダイ五目予約乗り合い
料金=1万1,000円(餌・コマセ・氷付き、HP割引500円、女性割引1,000円、中学生以下の料金はお問い合わせを)
集合=午前5時、出船=5時30分(11時30分~正午沖上り)
※詳細はお問い合わせを
     
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この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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