釣りビジョン

東京湾口のヤリイカ最盛期!!トップ71杯の好調さ!

2018年03月01日公開

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東京湾口・洲崎沖や沖の瀬のヤリイカが絶好調になって来た。数よし!型よし!勿論、味もよし!である。曇りがちで北寄りの風少々、まずまずの日並みだった2月23日(金)、神奈川県・三浦半島の長井漆山港『春盛丸』から出船、“イカ三昧”の幸せな一日となった。

午前6時半出船で絶好調の洲崎沖へ

横浜横須賀道路を衣笠ICで降り、三浦縦貫道路に乗り換えてさらに南下。終点で国道134号を左折、荒崎入口交差点を右折すると数分で長井漆山港に到着する。駐車場の入口に『春盛丸』の大きな看板、これが目印だ。この時期の集合時間は6時、駐車場では沼田孝章船長が自ら駐車場所へと誘導してくれる。受け付けは女将の典子さんが担当、船形のプレートで釣り座を確保する。荷物をまとめて乗船準備完了だ。出船は6時30分、空が白み、港を出ると風は北寄り、追い風に乗って船は洲崎沖を目指した。

1投目からヤリとスルメのトリプル達成!

「1時間程走ります」という船長からのアナウンス。「今日は釣りビジョンの取材がありますので、ご協力をお願いします」と呼びかけてくださった。これは気合いを入れて撮影しなくちゃ。釣り場に到着、「水深180m」と言う船長の合図で一斉に仕掛けを投入。オモリは150号、プラヅノ11cmのブランコ仕掛けの人が大多数だ。着底するとすぐにリールの巻き上げ音が船内のあちらこちらで響き始めた。いわゆる「着底即乗り」状態だ。30~40cm級のスルメイカに良型のヤリイカも交じった。右舷ミヨシ(船首)では直結仕掛けにヤリイカ1杯とスルメイカ2杯のトリプル達成!

 

大型ヤリイカ連発、4点掛けも飛び出した!

朝の内は、スルメイカの元気がよかったが、時間が経つにつれて徐々にヤリイカの活性が上がって来た。ポツリポツリと30cm前後が単発で乗るようになったと思ったら、すぐに40~50cm級の大型が上がり始めた!ただ風波で多少船が揺れるせいかバラシもあるようで、足1本とか透明な粘膜のようなものだけが引っかかってくるケースも見られた。船長に魚探を見せてもらうと、「これがヤリイカだよ」と指さす画面には、ハッキリと反応が出ていた。それに呼応するように、ヤリイカは実にいい乗りっぷりとなり、左舷胴の間(中央)では大・中・小交じりの4点掛けも飛び出した!

後半はヤリイカとスルメイカが乱舞!

後半は、ときたま雲間に青空が顔をのぞかせた。すると、多少でも暖かくなり釣り人の“活性”が上がる。それで、イカは?勿論!?更によくなった!暫くおとなしかったスルメイカが再び暴れ始めた。朝とは違いヤリイカも活発だ。右舷ミヨシ(船首)の釣り人の2つの桶は、「いったい何杯イカが入っているの!?」という程満杯だった。正午頃から私も参戦。船長の合図と同時に投入、オモリ着底、糸フケをとってひとシャクリ。乗らない。リールを2巻きしてちょっとステイ&シャクリ。乗った!慎重に巻き上げて「フフフッ、ヤリイカのトリプル!」さらに、スルメイカもダブルで終了まで空巻きなし!こりゃたまらん!

トップ71杯!平均40杯!今シーズン最多釣果!

ミヨシから胴の間へと張られたロープには、いつの間にか右舷ミヨシの釣り人の船上干しのスルメイカがズラ~リ。風になびくその姿は壮観だ。1時30分に沖上がり。
結果、ヤリイカ30~50cmを19~71杯(スルメイカ3割)。平均40杯前後で今シーズン最多(取材日時点)の好漁だった。港へと走り出した船上で、右舷胴の間の釣り人からぶつ切りのヤリイカを頂いた。なんだか、飴色?あ!?もしかして、釣りたてヤリイカの沖漬け!口に含むと程よく甘じょっぱく出汁のいい香り、滅茶滅茶美味しい!!ヤリイカは今が最盛期。最大のチャンス到来だ!

今回利用した釣り船

神奈川県長井漆山港『春盛丸』
〒238-0316 神奈川県横須賀市長井漆山6-9-36
TEL:046-856-1548
定休日:毎月第1金曜日 釣果・施設情報 春盛丸 ホームページ

出船データ

ヤリイカ乗り合い
料金:9,000円(氷付き) ※女性1,000円引き
レンタル:貸し竿 2,000円、電源・投入器完備
集合:6時 出船:6時30分
※詳細は事前にお問い合わせを
     
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この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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