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千葉県・内房“乗っ込み”マダイ!早くもシーズンイン!

2018年05月01日公開

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沖釣りファン待望のマダイの“乗っ込み”が始まった。各地で好釣果が聞かれる中、「千葉県・内房、富浦沖が絶好調!」との情報に4月17日、富浦港『共栄丸』の午前船に乗った。

先ずは釣り座を決め、その後港へ

さすがに情報が早い、当日の予約は平日にも拘らず16人。集合時間午前4時30分、4時前に船宿入口の釣り座表は満席。自分の釣り座を記入して、港右岸の「共栄丸」の係留場所に向かった。車を船の向かい側に停め、受け付けを済ませ、氷を貰って、定刻の5時に出船した。海上はベタナギだ。

ポイントは目と鼻の先

航程10分、富浦南沖の釣り場に到着。準備に手間取ると投入が間に合わなくなる位近い。オキアミを解凍し、コマセ、付け餌を準備する。付け餌持参もOK。ハリス4号10m、1本バリが標準仕掛け。“餌取り”が多い時は2本バリを使いたいが、オマツリの確率が多くなるので、船長も1本バリの使用を勧めている。ビーズ玉や飾り物は不要との事。指示タナの5m下からコマセを振り出し、指示ダナでアタリを待つ。コマセは沢山出す必要はない。多過ぎると“餌取り”が浮上してマイナスになる。そして、「この時期一番大事なことは、コマセ振りも誘いもソフトに行う事」と船長。5時10分、「上から50m、どうぞ」と笹子宏宣船長のアナウンスでスタートした。

 

ドスンと来ました!モーニングファイト!!

緊張の第1投、静寂を破るアタリ!左舷胴の間(中央)で竿が撓る。ラインの出し入れ数回、全員が見守る中、第1号の3.25kgの良型マダイが上がった。1回目の誘い上げの後、ゆっくり落としていたらグイと来たそうで、薄暗い海中でマダイは待ってた感じ。これを合図に両舷でマダイ連発。約1時間の間に800gから3kg超えまで計6匹のマダイが釣れた。しかし、型もバラバラで“乗っ込み”の群れが入って来ている感じではない。後で聞くと早朝は前日より海水温が低下していたそうで、アタリが途切れたところで小移動、入れ替えをするとボツボツと釣れるが、連発は無し。浮いているマダイを釣り切った感じ。この頃から北風も吹き出して、浅場に移動した。

やはり浅場は“餌取り”が!

10時過ぎ、指示ダナ25mの浅場で再スタート。ここは“餌取り”が多い。その中には良型のイサキ、アジが群れているようだ。掛かってくるマダイも小型が多く、私は手の平級の放流サイズを3連発、「参りました」。たまらず船長は深場のポイントに向かった。ここでナイスファイトの再開だ!

来たぞ、来たぞ!これぞ乗っ込み!!

11時15分過ぎ、指示ダナ50mで再スタート。ここで、“乗っ込み”の群れを捉え、両舷でマダイが当たり出した。1kg前後があちらこちらでヒット、2kg超えも数匹、ダブルヒットもあり撮影が間に合わない。黒みがかった“乗っ込み”マダイが次々にタモに収まる。数を記録している暇が無い。情報通り、富浦沖は“乗っ込み”最前線。船長に聞くと海水温16.3℃で早朝より上がっているとの事。まだまだ竿を出したい未練を残しながら、定刻正午過ぎ終了となった。 船中24匹、竿頭3匹、最大3.25kg!“ゲスト”はハナダイ、イサキ、アジ、アマダイ等。これで前日釣果の半分程度と聞き驚いた。

とにかくソフトに
「今日は中弛みが有って残念。この時期は、コマセを振り過ぎず、誘い過ぎず、ソフトに釣る事。コマセはパラパラ程度で十分です。“餌取り”が多い事も覚えていて欲しい」と船長。
富浦沖に今、流れが来ているのは確実だ。乗り遅れない様に出掛けよう!!

今回利用した釣り船

千葉県富浦港『共栄丸』
〒299-2404 千葉県南房総市富浦町多田良880
TEL:090-7244-0460
定休日:なし 釣果・施設情報 共栄丸 ホームページ

出船データ

コマセマダイ予約乗り合い(午前便)
料金=1万円(コマセ、氷付き。女性9,000円・中学生まで5,000円)
レンタル・タックル=無料
集合=4時30分、出船=5時(正午時頃 沖上がり)
※前日までに予約し、詳細は予約時に要確認
     
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