2019年09月01日公開
神奈川県・城ヶ島沖のスルメイカが、良型揃いで好調だ。小さくても30cm前後、大きいモノだと40cmを超える。条件の良い日にはトップ30杯前後も度々記録されている。長井漆山港『春盛丸』に出掛け、大型スルメイカを狙った。
港入口の大きな『春盛丸』看板が目印
三浦半島の西海岸に位置する長井漆山港へは、横浜横須賀道路・衣笠ICから林交差点経由で15分程。港の入口には『春盛丸』の大きな看板が掲げられているので迷うことはない。沼田孝章船長の誘導に従って広い駐車場に車を停め、まず受け付けを済ませる。釣り座を船形のプレートで確保し、乗船名簿を記入、料金を支払い、氷を貰う。荷物をまとめたら桟橋に移動してしばし待機。
大型スルメイカはプラヅノ18cm、ヤリイカは11~14cm
この日は全員の準備が出来た5時45分に出船となった。釣り場の城ヶ島沖まで30~40分というところ。どんな釣りでもそうだが、朝イチの1投目は最も大事な投入と言っても過言ではない。いつでも投入出来るように移動の間に準備万端に整えておく。6時15分頃、「はい、どうぞ、水深は185m。底に反応が出ています」という沼田船長の合図で一斉に投入。右舷ミヨシ(船首)の横浜市の石田さんに乗った。更に左舷ミヨシの横浜市の佐藤さんにも乗った様子。初っぱなからダブルヒットだ。石田さんは単発だったが、佐藤さんはトリプル!幸先良いぞ。
朝イチの第1投から左右のミヨシでダブルヒット!
この日は全員の準備が出来た5時45分に出船となった。釣り場の城ヶ島沖まで30~40分というところ。どんな釣りでもそうだが、朝イチの1投目は最も大事な投入と言っても過言ではない。いつでも投入出来るように移動の間に準備万端に整えておく。6時15分頃、「はい、どうぞ、水深は185m。底に反応が出ています」という沼田船長の合図で一斉に投入。右舷ミヨシ(船首)の横浜市の石田さんに乗った。更に左舷ミヨシの横浜市の佐藤さんにも乗った様子。初っぱなからダブルヒットだ。石田さんは単発だったが、佐藤さんはトリプル!幸先良いぞ。
7時頃再び乗り始めた!「数を伸ばすぞ!」
しかし、その後がなかなか続かず、船は蛇行しながら魚探でイカの群れを探索する。再びスルメイカが釣れ始めたのは7時前後だった。左舷大ドモ(船尾)の東大和市の山瀬さんにダブル!続いて、そのお隣のトモ2番の大田区の田村さんと胴の間(中央)の三鷹市の宮川さんも単発ながら大型をゲット。反対側の右舷胴の間の相模原市の杉本さんと川崎市の佐藤さんにも1杯ずつ。更に右舷トモ2番でダブルで上がるなど、船全体でポツリポツリと順調に乗る時間帯がやって来た。「さあ、数を伸ばすぞ」。
最高5点掛けもあり竿頭は29杯!
その後、潮の流れが速くなり、それと共にイカの群れの移動も速くなったのか、船は頻繁に潮回しを繰り返すようになった。うまく群れを捉えることが出来た人には、大型のスルメイカがズシッと乗り、単発が多いながらコンスタントに釣れた。投入が遅れたりして着底に時間がかかってしまうと、空振ってしまうことも。イカ釣りには“スピード勝負”という一面もあるのだ。飽きずに1日頑張り通すと、時たま良い群れに当たり、ドーンと多点掛けになる。前述の杉本さんは3点掛け、石田さんは最高5点掛けで、最終的に29杯を釣り上げこの日の竿頭になった。
スルメイカは今がチャンス!釣れ始めたヤリイカも楽しみ!
12時40分頃沖上がり。名物の“船上干し”も美味しく干し上がり、13時40分頃帰港。釣果は30~43cmのスルメイカがトップ29杯、26杯、23杯と続き、残念ながら1人だけ型を見られなかった。手洗い、冷たく冷やしたタオルのサービス、水分補給、三浦野菜のお土産と女将からのてんこ盛りの“おもてなし”を受けて帰路に着いた。「このところ、日によってはヤリイカも釣れるようになって来ましたよ。スルメイカは相変わらず大型中心で40杯近く釣れる日もあり、今はとても良い時期です」と、沼田孝章船長。ズン、ズン、ズンッと、重量級の多点掛けになるイカ釣りの醍醐味を味わうなら今だ!
今回利用した釣り船
出船データ
料金=9,000円(氷付き)※女性1,000円引き
集合=5時30分 出船=6時
沖上がり=13時頃
レンタル:貸し竿 2,000円※電源・投入器完備
※詳細はお問い合わせください。
この記事を書いたライター
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。