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兵庫県・相生発、播磨灘の”ティップランエギング”好調!

2019年11月01日公開

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秋は絶好の沖釣りシーズン。しかし、毎週のように来襲する台風と睨めっこ…気軽に狙える秋のアオリイカの動きは如何に?台風19号通過後の状況を見聞しようと、兵庫県・相生港に拠点を置く『Fisherman Dreams DI』へ向かった。

播磨灘と台風

秋といえば、気持ち良い季節なのだが、その腰を折ってくるのが台風だ。秋の恵みが自然の恵みならば、台風もまた自然現象の一つ。北は本州で南は四国、東は淡路島と西は小豆島をはじめとする大小様々な島が点在する播磨灘は、雨で発生する”水潮”も珍しくはない。しかし、そこで生息している魚たちは“水潮”にも適応している訳だが、季節感の強いアオリイカはどうだろうか?「台風19号通過後のアオリイカの動きを見に行く」という岡田真太郎船長と共に、5人の常連と午前6時30分に相生港を出船した。

アオリイカは「DI.jr艇」

「DI.jr艇」は、オートスパンカー装備で、ティップランエギングには最適だ。広いデッキと釣りやすさを追求した船内装備が相まって窮屈感もない。そんな「DI.jr艇」は、約30分でポイントに到着した。「水深は20m」というアナウンスと同時に投入の合図。今回は台風後の調査という事で、1人複数杯のキープサイズを全員安打した時点で“調査終了”という段取り。釣れなかったらどうするの(笑)というツッコミが出る中、トモ(船尾)で竿を出していた栫さんが、すぐにキープサイズをキャッチ。しかし、そこで待っていたのは“イカ墨の洗礼”だった。丁寧に扱えば墨を吐かないというイメージのアオリイカだが、最近はよく墨を吐いてしまうと船長。

 

ヒット連発!

栫さんが口火を切った後、船内の各所でアタリが出始めた。早々に今シーズンタイとなる、750gの良型も飛び出した。ヒットカラーはパープル系の3.5寸(号)、ウェイトは25g前後。全員がパープル系に揃え、時折カラーチェンジするも、やはりパープル系にアタリが出ていた。特殊なアクションを加える事無く、着底から3~5回程シャクリながらリーリングした後、ステイでアタリを待つ。その後更に誘う事もあるが、直ぐに落とし直すのというのが基本。エギを落とし直す前に1度シャクり上げ、イカにアピールするのも良いだろう。この操作に迷いがあれば、船長に竿を渡すと適切なアクションを自分のタックルで見ることが出来るので、そんな時は遠慮なく船長に相談しよう。

目標達成まであと1人!

台風通過後とは思えないアオリイカの活性。ミヨシ(船首)付近で竿を出す大亀さんと岩根さんも早々にミッションクリア。しかし、胴の間(中央)で竿を出す金城さんだけアタリが無い。時折釣れるリリースサイズすらアタらない状況。どうやら金城さん、こういうノリの釣りに対しては弱いらしい。そう語る船長の向こうでは、今シーズンタイ記録を釣り上げた赤石さんがミヨシでキャスティングエギングをして楽しんでいる。とはいえ時計を見ればまだ9時過ぎ。周りの状況から余裕すら感じていた矢先、金城さんに待望のアタリ。まずまずのサイズが海面を割り、無事キャッチ!と思った瞬間に見事な墨のシャワーを浴びてしまった。金城さんは直ぐに墨を拭き、キープサイズを後1杯釣ってお役御免、ミッションコンプリートを目指してエギを投入。するとまたもや金城さんにヒット!ややサイズアップしたアオリイカを手に記念撮影も無事終了。そしてオマケのひと流しを終えた午前10時に笑顔で沖上がりした。

今回の状況で垣間見られる今後の展開!

今回の出船で得たこの状況を船長に聞いてみた。「今年は親イカも良く姿を見せ、“新子”となる“秋イカ”もご覧の状況。今回は調査目的且つイカの活性も良く、1ヶ所での釣りとなったが、小型主体のポイントも沢山残っているので、今シーズンの播磨灘のアオリイカは今後も期待出来ると思います」。また、「水深も深くても30mまでなので、キャスティングで狙えるポイントも多く、普段は陸っぱりでキャスティングエギングを楽しまれている人にも楽しんで頂けると思います」との事。播磨灘のティップランエギングは今がピークである。

今回利用した釣り船

兵庫県 マリンサクマ 『Fisherman Dreams DI』
〒678-0053 兵庫県相生市那波南本町1-36マリンサクマ桟橋
TEL:090-6906-5781
定休日:なし 釣果・施設情報 Fisherman dreams DI ホームページ

出船データ

(料金・アオリイカ)乗合船は乗合船7,000円~
(交通)兵庫県相生市那波南本町1-36(マリンサクマ桟橋より出船)
(定休日)不定休
     
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