釣りビジョン

東京湾のブランド・アジ、LT(ライトタックル)で連日好調!!

2020年03月01日公開

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「今年は桜の開花も早そうだ」と、陸は春めいているが、海の中はまだ冬だ。「何を釣ろう?」そんな時、シケにあまり左右されなくて、手軽で、釣果が安定していて、釣って楽しく、食べて美味しい魚!って、もう東京湾のLTアジしか思い浮かばない。東京・羽田『かめだや』に出掛けた。

手軽・便利・楽しく釣れる羽田『かめだや』

『かめだや』は、首都高速・羽田ICや大師ICからも近く、電車利用は京浜急行・大鳥居駅から徒歩7、8分。JR京浜東北線・蒲田駅からは送迎ありととても便利。東京湾は風に強く、LTアジは釣り味も食味も抜群!釣果はこのところ竿頭100匹前後と好調で、『かめだや』なら貸し竿無料(ただし、破損・紛失は実費)。車で向かった私は、無料駐車場にスタッフの誘導で車を停め、荷物をまとめて目の前に係留された2隻の船を横目に見ながら船宿へ。受け付けをして、氷を貰い、「第十二かめだや丸」に乗り込んだ(午前7時集合)。

バランスが良く、よく釣れる船宿仕掛け
船には既に数人の先着者が。その後、若者のグループなども乗り込んで、最終的には17人に。やはり東京湾のブランド・アジのファンは多い。受け付けで道具一式のレンタルを申し込めばクーラーひとつの釣行もOKだが、私は仕掛け以外は慣れた道具を持参。『かめだや』のLTアジ仕掛けは2本バリと3本バリの2種類があり、どちらも全体のバランスがとても良く使いやすい。下手な仕掛けを持ち込むなら、この仕掛けの方が断然良い。7時30分出船。多摩川を下り羽田空港を離着陸する飛行機を眺めながら東京湾へ。釣り場は航程30分程度の川崎沖から横浜沖だ。

投入は仕掛け絡みと根掛かりに注意

釣り場に到着。40号のアンドンビシにコマセを詰め、コマセバケツの中に入れておく。野口勝弘船長の「はい、どうぞ。水深19m。下から2、3mのタナを狙ってください」というアナウンスでスタート。投入の手順は、仕掛けを海面に垂らし、竿を手に持ち、反対の手にはビシを、仕掛けと絡まないように海中へ。リールのスプールを親指で軽く押さえながらロックを解除。バックラッシュしないように沈め着底させる。ビシが着底したら根掛かりしないようにすぐに糸フケを取る。

 

コマセの撒き方とタナ取りが大事

釣り方は、下から2mのタナを狙うなら、まず底から1m巻いてコマセを撒き、もう1m巻いてタナを取り、タナにもコマセを撒いて静かにアタリを待つ。アタリがなければもう1度ビシを着底させて、コマセを撒いてタナを取り直す。2回狙ってアタリがなければビシを回収して付け餌を点検&コマセを詰め直して再投入。次の投入では狙いダナを50cm程度深くしたり浅くして、釣れるタナを探りながら釣る。コマセを撒く時は小さく鋭く竿を煽る。マダイ釣りのような大きくゆったりしたコマセ撒きはNGだ。

タナさえ合えばコンスタントに食った!

序盤の釣り場では中型のアジがポツリポツリ釣れたが、群れがあっちへ行ったりこっちに来たりフラフラしている感じだった。中盤の釣り場では小・中型が交じりダブルもあった。釣れてくるのは全て幅広の美味しそうな東京湾のブランド・アジだが、場所や群れによってサイズや活性が違うのだ。釣れるタナを探り当てて、尚且つ、活性に合ったコマセの撒き方ができると数が伸びる。上手な人程その時々に合った釣れる釣り方をしているようだ。終盤は、序盤と同じエリアに戻った。今度はタナさえつかめば中アジがコンスタントに食い続け、ラストの15時まで途切れることなく釣れ続けた。

絶好調!良い日には2束近い大釣りも!

この日のトップは品川区の木村さんで92匹。2番手53匹、3番52匹が2人。サイズは16~28cm。カサゴやイシモチが交じった。トップの木村さんにコツを伺うと、「釣れたタナを狙い続けることと、食いつくペースが落ちたらタナを50cm上げてみるなど、修正しながら常に釣れるタナを探すこと」との事。東京湾のアジは、微妙なタナの調整で数を伸ばすなどの繊細な一面もあり、一日楽しく没頭できる釣りだ。2月中は良い日にはトップ170~180匹の大釣りもあった。この時期は、冬で脂肪を蓄え普段より更に脂乗りが良く食味も素晴らしい。東京湾のLTアジは、今、最もお勧めしたい釣りのひとつだ。

今回利用した釣り船

東京都 羽田 『かめだや』
〒144-0043 東京都大田区羽田2-31-13
TEL:03-3741-1258
定休日:毎週火曜日 釣果・施設情報 かめだや ホームページ

出船データ

LTアジ乗合
料金:男性 9,700円(付け餌、コマセ、氷付き)
※女性・中学生以下割引あり
集合:7時
出船:7時30分
沖上がり:15時
レンタル:貸し竿 無料(破損や紛失は実費)
※詳細は問い合わせ
     
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この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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