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長野県の渓流釣り解禁!犀川で50cmオーバーのニジマスと格闘!

2022年02月22日公開

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2月16日、長野県内の主要河川で渓流釣りが解禁を迎えた。県内はまだ冬真っただ中だが、解禁初期から竿が弧を描くような大型魚と出会うため、17日に『犀川漁協』管轄へ出掛けた。50cmオーバーのニジマスをターゲットにした解禁後初釣行を報告する。

槍ヶ岳を源とする奈良井川と梓川が合流して犀川に

長野県の槍ヶ岳を源とする奈良井川と梓川。このふたつの河川の合流部は「二川合流」と呼ばれ、合流後に犀川となる。犀川は長野県を北流する中で、蛇行しながらポイントを形成し、途中湧水を含んだ支流群が合流し大型魚を育む。以前紹介した『犀川殖産漁協』管轄と比べ水量は少ないが、変化に富んだ流れが多い。また、支流群のコンディションが釣果に影響するため、ポイントを見極めながら戦略的な釣りができるのも楽しみのひとつである。

奈良井川・平瀬橋下流から「二川合流」へ釣り下る

当日選んだポイントは松本市内、奈良井川の平瀬橋下流。そこから“本命”ポイントの「二川合流」へ釣り下っていく。過去の台風の影響で水深が浅くなってしまった場所もあるが、流れの変化を楽しみながら釣り下って行った。仕掛けは10mの本流竿にラインはナイロン1.75号を通しで準備。ハリは大物に対応できるようマスバリ13号を使用、餌はマグロだ。

待望のアタリがあったのは瀬の開きで、目印が横にスッと移動したため合わせたがハリ掛かりしなかった。再度仕掛けを振りこみ、今度はアタリがあった場所で餌の流れを止めると、40cm級のニジマスが掛かり無事にタモ入れに成功した。幸先の良い滑り出しだ。

 

「二川合流」で大型魚との出会い、そして痛恨のラインブレイク!

例年に比べ水量が少ないためか、魚からの反応は薄い。しかし、ここからが本番である。

「二川合流」に到着し、逸る気持ちを抑えながら水深のある淵の底波に餌のマグロを送り込んでいく。そして数投目、アタリがあり合わせると重量感が伝わってきた。竿は弧を描き、糸鳴りが聞こえてくる。数分の格闘の末、タモ入れできたのは51cmのニジマスだった。狙い通りの魚に感動したが、まだこのポイントには大型いるはず。気を引き締め、サイズアップを目指し下流の淵尻に仕掛けを流していった。

待望のアタリはすぐに訪れた。目印が止まった。合わせるとハリ掛かりした魚が水中で大暴れする。竿を絞った次の瞬間仕掛けが宙に舞った。確認するとラインがスパッと切れていた。魚にハリス部まで飲み込まれたのか、又は暴れた際に歯で切られたか。とにかく「悔しい!」のひと言。風も強くなり心が折れかけたが、経験上犀川の魚はバレても2度目までは同じ餌に喰いついてくる。「今日は釣れるまで帰らないぞ」と心に決め、ハリス部を二重撚りにした仕掛けを流し続けた。

途中30cm級のニジマスを追加、先程の大物の反応を待つこと40分。ついにアタリが来た!!合わせると魚は大暴れを始める。間違いなく先程の魚だ。暴力的な引きを何とかいなして、無事にタモ入れに成功したのは、55cmのニジマス。しゃくれた下顎には先ほど切られた私の仕掛けが刺さっていた。

施設等情報

犀川漁業協同組合
〒399-7102
長野県安曇野市明科中川手3842−3
TEL : 0263-62-2022

施設等関連情報

車:長野自動車道・梓川サービスエリア(下り)スマートICより、右折で道なりに進む。あるいは、梓川サービスエリア(上り)スマートICより、右折し、アルプス大橋東交差点を右折で道なりに進む。
※奈良井川、平瀬橋付近に駐車スペースあり 
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

池田 久敏
長野県在住。本流の餌釣りをメインに渓流シーズン中の釣行数は100日を超える。オフシーズンには長野県犀川のキャッチ&リリース区間で大型ニジマスを追い、ワカサギやフナ釣りも行う。釣りが大好きで、自宅は川から車で5分の場所に建て、庭には餌箱やタモなどを作製するための工房を設置。今後はミミズ養殖システムの構築を計画しているが、家族からは「気持ち悪いからやめて」と反対されている。
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