釣りビジョン

神奈川県・相模湾、プレジャーボートで“五目”釣り大会に参加!

2022年04月28日公開

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季節外れの台風の影響もほとんどなくなった4月中旬の日曜日、神奈川県・横須賀市『湘南サニーサイドマリーナ』主催の「春の“五目”釣り大会」に参加した。途中、小雨がパラつくイマイチの天候だったが、春の相模湾で充実した釣りライフを過ごすことが出来た。

大会のレギュレーションとその必勝法は?

大会は「魚種別のポイント×重量(Kg)÷乗船人数」での得点争い。ただし、水産資源保護のため15cmに満たない魚はリリース。今大会には14隻がエントリー。私たちのボートは、「出船午前7時、検量終了午後1時30分」という比較的短時間の勝負ということを考慮して、魚種ポイントが高く、マリーナ近くで釣れるカワハギをメインに狙う作戦。

ちなみに、アカムツ、シロギス、カワハギが最高の4,000点で、アマダイが3,500点、マダイやアオリイカが3,000点と続く。私の仲間の3隻はそれぞれターゲットが違い、重量をメインにしたジギング・タイラバチーム、高得点のアカムツを狙う中深場チーム、そして私たちのカワハギ狙いチーム。3隻に4人ずつ分乗して、総勢12人で「いざ、大海原へ」。さて、私たちの作戦は吉と出るのか。

潮とカワハギvs人間の知恵!?

カワハギは“餌盗り名人”の異名を持つ。ハミングバードのように水中でホバリングしながら、ハリから餌を奪っていくためアタリが出にくい。私のタックルは感度のよい穂先をもつカワハギ専用竿に、小型軽量の両軸受けタイプのリール。道糸はPEライン1号を巻いた。

仕掛けは3本バリで、オモリは25〜30号。餌は定番のアサリの剥き身だ。アサリを小ぢんまりとハリに付けて仕掛けを降ろす。カワハギの誘い方で代表的なものは3つ。仕掛けを上下させる誘い釣り、海底にオモリを付けたまま仕掛けを弛ませて、仕掛けを寝かせたり起こしたりするタルマセ釣り、オモリを海底に付けたまま竿先を激しく上下させて、仕掛けに張りとたるみを加えるタタキ釣りだ。私はタタキ釣りで誘いを開始したが、アタリどころか、何の生体反応も感じられない。下げ潮が少し強めのようだが、何かアタリが出てもよいはず。

そこで、2.5号の中オモリを付けて、ゆっくりと誘うことにした。しかし、アタリは出て来たが、なかなか喰い込まない。そんな中、友人が最初のカワハギを釣り上げた。「誘いの後はかなり長く止め、すぐに合わせずに向こう合わせ」と友人。助言の通り、長い止めをしているとコンコン!とアタリ!そこで、“向こう合わせ”を心掛けて待っていると、ググッ!と竿先が引き込まれていく。竿をス~ッと立てるようにしてハリを喰い込ませ、やっと1匹目を釣り上げることが出来た。

喰い気のないカワハギをいかにして喰わせるか。「潮とカワハギvs人間の知恵」の戦いが繰り広げられた。誘いのパターンを考えながら釣り続け、全員で13匹のカワハギと2匹のカサゴを釣り上げることが出来た。

 

14隻中「6位入賞」。作戦勝ち!嬉しい!!

終了時間となり、検量に向かう。釣ったカワハギは型がイマイチで、重さで点数は伸びなかったものの、高得点のカワハギをターゲットにした我々の作戦勝ちで6位に入賞。ちなみに仲間2隻の順位は、10位と12位。久しぶりの大会参加は本当に楽しかった。また、皆で参加して、今度こそ「優勝」を狙いたい。最後に、私は弱ってしまってリリース出来なかったカワハギを持ち帰り、しっかり、美味しく頂いた。

施設等情報

湘南サニーサイドマリーナ
〒240-0104 神奈川県横須賀市芦名1-17-8
TEL:046-856-7810(レンタル専用:046-857-2700) 湘南サニーサイドマリーナホームページ

施設等関連情報

公共交通機関:JR横須賀線・逗子駅下車、2番バス停から長井行または市民病院行に乗車。芦名バス停で下車、徒歩5分
車:横浜横須賀道路・横須賀ICから坂本芦名線を経由し、約7km。または、横浜横須賀道路・衣笠ICから林交差点を経由し、約8km
     
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この記事を書いたライター

野々宮 このみ
海釣りが大好き。アジ、キス、タチウオ(天秤)、アマダイ、カワハギ、プレジャーで深場のロマンを求めてアカムツなどを狙っている。湖でのワカサギも。釣り以外の趣味はマンガを描く、コスプレ、宝塚観劇。皆様に分かりやすく、気軽に釣りを「やってみたい!」と思っていただけるような記事を執筆していきたい。
instagram:
@konominggh
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