釣りビジョン

日立久慈港発の寒ビラメ、数・型共に今がチャンス!!

2022年12月27日公開

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冬本番!寒さが本格的になると楽しみなのがヒラメ釣り。12月1日の解禁以来、茨城県・久慈浜沖は連日5kgクラスの“大判”が上がり、更に竿頭は“ツ抜け(10匹以上)”を達成するなど怒濤の釣れっぷり。この好機には乗るしか無いと、日立久慈港「大貫丸」に乗り込んだ!

都心から意外と近い日立久慈港!

日立久慈港は、常磐自動車道・日立南太田ICから約15分。集合は船着場に午前5時との事だったが、出船の早い餌木ダコ船の関係もあって4時過ぎから大層賑やか。乗船場所は船宿HPに案内があるので、初めて乗船の際は確認を。早い時間なら船着場から程近くに駐車できるのも嬉しい。カウンターで乗船名簿に記入して、乗船料を支払い、船長の案内があってから乗船する。活き餌のイワシが搬入されて滞りなく出船準備は整い、定刻の午前5時30分ちょっと前に「第5大貫丸」は出船した。

スタートから数・型共に文句ナシの“好釣”ムード!

濃い海霧に包まれて沖へ出ること僅か20分程で久慈浜沖の釣り場へ到着。船長の「ハイ、どーぞー、やってみてください」の合図でスタート。早速、明確なアタリがあるがハリ掛かりには到らず、一旦回収。船中一番手のヒラメを手にしたのは、この日初めてヒラメ釣りにチャレンジした宮永さん。間もなく反対舷でも同サイズが上がり、夜明け前の暁暗の中、あちらこちらの釣り座で竿が曲がった。この日は日の出の6時45分までに船中全員の釣り師がヒラメをキャッチする絶好の食いっぷりで、30cmに充たない“ソゲ”と呼ばれるサイズも居なくは無いのだが、取り込まれる魚は概ね1kgから3kgに迫る良型揃い。正味1時間程の決して永くないチャンスタイムだが、釣る人ほど手返し良く釣果を稼いだ。

 

ビギナーも安心、ヒラメ入門の好機!

船中最初の魚を取り込んだ宮永さん。普段は『大貫丸』で“一つテンヤ・マダイ”をしていてヒラメ釣りは初めて。この日、上乗り役として船長の手伝いをしていた田澤さん(過去の「大貫丸」記事にも釣り師として数多登場)の場面に即したアドバイスの甲斐あって目覚ましい釣果を重ね、クロソイやマトウダイといった“ゲストフィッシュ”の他に、ヒラメは8匹と竿頭対の大金星を達成。今季の久慈浜沖の釣り易さに加え、『大貫丸』では上乗りさんや常連の方々がとにかく親切なので、初めての際は事前に船長へ申告しておき、分からない事は遠慮無く尋ねるのが得策。皆さんこの海域の魚を知る“識者”なので、言われた通りにやっていれば、一般的な中級者より釣れる筈だ。逆に声を掛けないと、個人の釣りを尊重する船宿で沖上がりまで放任されるので、決して煩わしさはない。その実、ヒラメ釣りというものは港によってちょっとずつやり方が異なるものなので、ビギナーにも武者修行にもお薦めしたい船宿だ。

今季のヒラメは“絶好釣”、行くなら今!

かくして、この日の竿頭は右舷の初挑戦・宮永さんと、左舷の常連・岩附さんの2人がヒラメ8匹で対。次点は7匹が2人いらして、3kgを頭に概ね2kg、平均4、5匹でオデコ(0匹)無しの快挙。皆さん笑顔での沖上がりとなった。
今季は解禁間もなく6.4kgの“大判”も上げている『大貫丸』。今季の模様を大貫翔平船長に訊いた。「例年に比べて魚影は濃いと思います。凪も続いてて、水の色も良いし、まだ海水温も高いです。型も悪くないと思うんで、状況が変わる前に、早めの釣行をお薦めします」との事。取材後も82cm、5.4kgを上げるなど、まだまだ数・型共に期待大の日立久慈港発の“寒ビラメ”。肉厚で食べ応えのある大物を目指して、是非チャレンジして頂きたい。

【動画】大貫丸・茨城県日立久慈港・ヒラメ

今回利用した釣り船

茨城県 日立久慈港 『大貫丸』
〒319-1222 茨城県日立市久慈町1-2-16
TEL:090-3084-5968
定休日:第3月曜日 釣果・施設情報 大貫丸ホームページ

出船データ

ヒラメ乗合(予約制)
集合時間:午前5時(変動あり、予約時に要確認)
出船時間:準備出来次第
乗合船料金:1万2,500円(氷・生き餌・昼食付き/※女性・子ども割引きあり)
貸し道具:各種あり、予約時に確認を
     
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この記事を書いたライター

川添 法臣
釣りビジョンAPC
6歳から釣りに親しみ、海・川・釣堀・湖のルアー・フライ・餌釣りに節操なくのめり込む釣り好き。2019年JGFA沖釣りサーキット・総合優勝/2010年JGFAオールジャパンゲームフィッシングコンテスト・マダイの部・優勝(10.2kg)…他
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