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長野県・犀川、2022年の釣り納め。C&R区間で良型のニジ!

2023年01月04日公開

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長野県北部を流れる犀川は、『犀川殖産漁業協同組合』管内の河川。キャッチ&リリース区間が設けられており、1年を通して楽しむ事が出来る。そのため各地の渓流が禁漁になった後も県内外から多くの釣り人が訪れる人気河川だ。私は12月29日に釣行を計画。2022年を締めくくるに相応しい大型ニジマスを求めて犀川へ向かった。

氷点下5℃の夜明け。『道の駅さざなみ』下流の流れで大苦戦

午前6時に現場到着、釣りの準備を始める。当日の仕掛けは10mの本流竿にラインは銀鱗スーパーストロングNEO2.5号を通しで準備した。ハリはランカートラウトの12号で、餌はミミズとマグロの切り身を用意。
最初に選んだポイントは『道の駅さざなみ』の下流。過去に大物の実績があるポイントなので、流心脇やカケ上がりを丁寧に探ったが、ここで大苦戦を強いられた。兎に角、魚からの反応が悪い。アタリは1時間に1回ペースで、ハリ掛かりさせることが出来ない。気が付けば陽が昇り、時計は10時を回っている。ようやく魚が掛かったが、狙っている大型には程遠い30cmのニジマスだった。

「今日はダメかも…」。『道の駅大岡特産センター』前の流れでも大苦戦

心機一転、ポイントを『道の駅大岡特産センター』に移して再度竿を振った。しかし、ここではアタリすらない状況が続いた。流石に心が折れそうになったが、2022年の締めくくり釣行で諦めてはいられない。ひたすら竿を振り続け、待望の時が訪れたのは午後2時だった。ひったくる様なアタリの直後に魚が大ジャンプする。慎重にやり取りを行ない、タモ入れできたのは38cmのニジマス。
魚がとてもスレている。県内外から訪れる多くの釣り人が、連日竿を出すのだから無理もない。普段なら納竿するところだが、もう少し粘ることにした。

 

『道の駅さざなみ』下流のスレた魚にリベンジを!最後に奇跡が!!

悔いを残さず今年を締めくくりたい。午前中に苦戦した『道の駅さざなみ』下流へと向かった。
ラインを銀鱗スーパーストロングNEO1.25号にサイズを落とし、これを9mヤマメ竿にセットした。このタックルでは大型のニジマスを釣り上げることは難しいが、スレた魚をハリ掛かりさせることを最優先にした。この選択が功を奏し、数投目で30cmのニジマスを釣り上げることが出来た。
まだまだ魚はいる。集中して沈み石の周りをゆっくりと餌を流すと、今度は大物特有の重いアタリ。水中で大暴れするニジマスは明らかに50cmを超えている。何とかいなして足元まで寄せるが、次の瞬間仕掛けが宙を舞った。ハリを小さくしていたのが原因だ。しかし、ガッカリしている暇はない。この時点で午後4時を過ぎていた。釣りが出来る時間も残り僅かだ。
集中力を研ぎ澄ませて竿を振る。すると、45cmのニジマスを釣り上げることが出来た。そして最後に奇跡が起こる。オモリを重くして餌を底波に漂わすように流すと、大型の魚がハリ掛かりした。時間的にも今年最後の魚になる。慎重にやり取りしてタモ入れに成功したのは丸々太った52cmのニジマスだった。
悔しい思いもしたが、最終的には2022年最高の締めくくり釣行となった。

施設等情報

犀川殖産漁協
〒381-2405 長野県長野市信州新町新町34-8 
TEL/FAX兼用:026-262-2212 犀川殖産漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

・中央道安曇野インターチェンジを降り、国道19号を長野方面へ
・道の駅さざなみ(冬季休業中)の第2駐車場は広く、川にアクセスしやすい
・道の駅大岡特産センター 駐車スペースあり。トイレもあり。
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

池田 久敏
長野県在住。本流の餌釣りをメインに渓流シーズン中の釣行数は100日を超える。オフシーズンには長野県犀川のキャッチ&リリース区間で大型ニジマスを追い、ワカサギやフナ釣りも行う。釣りが大好きで、自宅は川から車で5分の場所に建て、庭には餌箱やタモなどを作製するための工房を設置。今後はミミズ養殖システムの構築を計画しているが、家族からは「気持ち悪いからやめて」と反対されている。
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