2023年01月07日公開
普段はバスフィッシングを楽しんでいるが、冬はオフシーズン。しかし、釣りはしたいし魚も食べたい。となれば海上釣り堀がいい。タックルはレンタル、持っていくのは餌と仕掛けを入れたクーラーBOXのお手軽さ。和歌山県・白浜町の『カタタの釣堀』に出掛けた。
手堅くてお手軽!ファミリーやビギナーにもお薦め
『カタタの釣堀』では、“小物”釣りから家族連れやグループでの貸し切りの生け簀まであり、タックルのレンタルは勿論、餌の販売もしている。なので手ぶらで行っても釣りが出来るのが嬉しい。また、“オデコの際の補償”があり、もし釣れなければ“お土産”を用意して貰えると言うのだから、まさに至れり尽くせり。今回は7人での貸し切りプランで、25m四方の生け簀が釣り場だ。タックルは同行者から借りて、餌と仕掛けのみ持って出掛けた。
朝一は、渋いながらもマダイがポツリポツリ…
朝一。まずは高活性のマダイから狙っていく。前日に残ったマダイが朝マヅメで活性が高くなっている。最初に選ぶのは練り餌。数ある餌の中で一番比重が大きいので、深い水深に落とし込みやすいのと、高活性のマダイなら餌を選ばずに喰って来るからだ。
これに対して生き餌は比重が小さく、低活性のマダイでもバイトしやすくなる。そこで、生き餌を選ぶのは最後というのがセオリーだ。マダイの機嫌がよければ第1投でアタリが出るが、今回は渋いようで中々アタリが来ない。しかし、同行者が1匹釣ると周りでもアタリが出始めて、私にもマダイが来てくれた。綺麗な魚体で丸々と太っている。ここで釣れるマダイは脂が乗っていて美味しいのも特徴。寒さが増すこれからも楽しみだ。
その後、2、3匹釣れたタイミングで“モーニングバイト”は止まってしまった。
アタリを出すコツは、タナ取りと誘い
アタリが止まってからが海上釣り堀の楽しいところ。ウキを使った餌釣りなので、ついつい餌を落として待っているだけになりがちだが、アタリを出し続けるポイントが2つある。
まずはタナ取り。海上釣り堀なので、潮の干満によって生け簀のタナが時間によって変化する。基本は生け簀の底から15~30cmの位置に餌を送り込むのだが、そのタナを正確に取るために使うのが“タナ取りオモリ”。まずはハリにタナ取りオモリを付けてボトムまで沈める。その時にウキが沈んでいればタナが浅いので、ウキ止めを上に移動させ、逆にウキが浮いていればタナが深いのでウキ止めを下に移動。このようにウキの位置を調整して餌のタナを取るのだ。
因みに、小まめにタナを取ってもアタリがない場合は誘いを入れるとよい。餌を投入したまま、ついついウキを凝視してしまいがちだが、投入後に仕掛けが馴染んだら5~10秒ごとに誘いを入れて餌を動かす。これが誘いになる。具体的には竿先でチョンとラインを引っ張る。こうする事で一瞬餌が浮き、また沈むので、魚たちが新しく落ちてきた餌だと勘違いして食ってくる事もある。アタリが遠のいた時には是非やってほしい。
シラサエビでシマアジ連発!!
その後、餌を交換してもアタリが出ないので、セオリーに則りシラサエビの生き餌に変更したところ、小さなアタリが続きシマアジがヒット。シマアジは1度釣れると同じポイントで釣れ続く。案の定、同じ場所にシラサエビを投下すると、ほどなくしてシマアジがヒット。3投連続で釣れてくれた。その後、マダイを追加して終了となった。
自宅には4匹を持ち帰り、近くの友人にお裾分け。帰宅後、早速自宅で捌いて食卓へ。やはり脂が乗っていて、とても美味しく頂けた。
真冬でも活性の高いマダイや“青物”がよく釣れ、ゲーム性もある海上釣り堀は初心者でも楽しめる釣り場だ。普段はルアーフィッシングをしている方々にも是非お薦めしたい釣りである。
施設等情報
施設等関連情報
※お楽しみイケス【小物釣り】の最終受付PM2:00
※12月~2月は、AM7:30~PM2:00
受付時間:AM6:30まで(釣り座抽選)
※釣り座の抽選は、AM6:00~6:30までに行う。受け付け時間ギリギリに入場の場合は、抽選できない場合もあり。
※12月~2月は、AM7:00まで
※小物釣りコースは随時受け付け
小物釣り(お楽しみイケス / A~Dイケス):1名(2時間釣り放題)3,400円(竿代・餌代込み)
延長料金:1時間 1,700円
大物釣り(1~9番イケス / 釣り放題):大人1人1万900円、女性1人7,700円、子供(小学生以下)1人5,600円
※12月29日~30日は、1人1万900円(大人・女性・子供同料金)
阪和自動車道南紀田辺インターor上富田インター降りて国道42号線へ、国道42号線田辺市新庄町田鶴交差点より、白浜道路入り約5km、白浜町入りすぐ