2023年03月29日公開
北アルプス南部の槍ヶ岳を源に松本盆地を北流する信濃川水系の一級河川・犀川。太く重たい流れの中で育ったニジマスは“スーパーレインボー”と称され60cmオーバーも珍しくはない。縦横無尽に疾走するパワー、豪快なジャンプ。その瞬間を求めて「ヨッさん」こと吉田和展が、釣りビジョンの番組『TROUT QUEST』に帰って来た。
トラウトアングラーを惑わす年に1度の祭典“解禁日”
解禁(2月16日)前日、自宅を訪ねると開口一番「今年は釣れる気しかしないんだよ」とヨッさん。ここ数日、何度も下見を繰り返し、エントリーするポイントやキャスト、アクション、リトリーブ速度などイメージトレーニングは完璧。頭の中ではすでに“70アップ”をキャッチしているそうだ。これが“解禁”という言葉の魔力なのだろうか。解禁とは言っても水温は3度台。過去の解禁釣行でも散々な目に遭って来たのたが、果たして…。
いよいよ解禁!勝負は最初の3投!
解禁日、放流魚が多い人気のエリアは避け、野生化した大型の個体に狙いを絞り下流エリアにエントリー。ポイント選択の鍵としたのは、水深、流れ、そして相性。決して人気があるエリアではないが、過去に“いい思い”をした事が多いというヨッさん。信じて投げられるかどうかを最優先した。
核心部と思われる太い流れからファーストキャスト。前日の打ち合わせで「最初の3投が勝負なので撮影よろしく!」と、カメラマンに念を押していたヨッさん。果たして、予告通りとなるのか?
シーズン開幕を告げる悶絶ファイト!遂に“バラシのヨッさん”返上!?
「喰った!」という甲高い声と共にしなるロッド。久々の魚とのやり取りを堪能するヨッさん。しかし、スタッフには一抹の不安が…。ここぞといういい場面に限ってバラしてしまう事から、番組では“バラシのヨッさん”という不名誉なニックネームがつけられていたのだ。脳裏に焼き付いたあの光景が再び繰り返されてしまうのか…。それとも汚名返上となるのか!?手に汗握るファイトの結末は番組で!
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この春『釣りビジョンVOD』では渓流番組を多数ラインナップしています。
・『ハイパーエキスパート 渓流解禁2023 岐阜県蒲田川』
杉坂研治が、温泉郷を流れるため水温が高く、早春からドライフライの釣りが楽しめる蒲田川でヒットを連発。
・『渓流ギャラリー 名手が魅せるヤマメ釣り~渓流に春を求めて~』
解禁してまもない秩父の河川を舞台に名手・井上聡がエサ釣りでヤマメを狙う。
・『熱愛!サカナ図鑑6~ヤマメ・アマゴ~』
研究者・佐藤拓哉氏、フィッシングジャーナリスト・佐藤成史氏、若手ルアーアングラー小林将大氏をパネラーに招きヤマメとアマゴについて語り尽くす。
・『50年目のスプーン』
芥川賞作家の開高健の釣りの師匠として知られ、日本のルアーフィッシング黎明期に自らスプーンを製作した常見忠の足跡を追う。
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