サメを釣った翌日の12月30日。実家近くに住まわれている有名ルアーデザイナーの二宮正樹さんのところへ遊びに行ったこの哀れな語り部。その際にカマス狙いのルアー、キー・パプースをもらったので、また鴨川へ行くことにした。今度は、カマスが釣れているという情報のあった鴨川漁港の方である。朝から堤防にはズラリとカマス狙いのルアーマンが並んでいるが、釣れているのは堤防の先端にいる2人くらいで、どうも他の場所では難しい状況っぽい。ここで懲りもせずアジ狙いのサビキをやってみたこの哀れな語り部。すると、すぐにゴン!というアタリが。今度こそアジだ!とりあえず、この1尾を泳がせてみることにした。その後サビキにも全然アタリがないし、カマスも釣れないので、そろそろ帰ろうかと泳がせ仕掛けを回収することに。あれ、根掛かったかな?・・・と思ったそれがグネグネと動き出したではないか。魚だ。しかし、どう考えてもこれはヒラメの引きではない。嫌な予感しかしなかったが、寄せてみると・・・お前か・・・。これまたでっかいダイナンウミヘビだった。測ってはいないが、まあ間違いなく130cm以上あっただろう。この2日間、2024年に釣った魚の最重量記録と最長記録を、いずれも狙ってない魚で更新することになった。どうも語り部自身が「怪」なる魚を呼び寄せてしまっているような気がしてならない。