2023年06月15日公開
今シーズンのビワマス釣りもいよいよラストスパート。久しぶりに哀れな語り部(←筆者のことです)が琵琶湖の宝石を掘り当てまくった!
初夏はロクマルの可能性もある、ビッグマスシーズンなのだ
6月の琵琶湖はいろいろな釣りで忙しい、この哀れな語り部。でも、プレジャーボート(ガイド船ではなく一般アングラーの船)でのビワマス釣りは6月一杯までしかできないので…釣りに行かないという選択肢はあるまい。というわけで、冬以来のビワマス狙いとなった。今回もひさの屋のご主人、立田猛さんがご同行。
猛「今年は、数は釣れへんけど、釣れればデカいよ。僕も62cm、2850gまで釣っとる」
なぬ!? ロクマルとな。
猛「でも食べて美味いのは50cm以下やね。最近は50cm以上のビワマスはボートに上げないでリリースしとるよ」
さすがミラクルバサー(※伝説的アングラー・立田博さん)の実弟。50cmアップでも写真も撮らずにリリースしているらしい…。昨シーズン、語り部と一緒に始めたビワマス釣りだが、随分と差がつけられ、今や師匠的な存在になってしまった…。
というわけで、朝7時前に真野のレンタルボートひさの屋をスタートし、北へ北へと向かった。
トローリングを開始して、10分も経たない7時30分、早くも語り部にヒット! ボート走らせたまま、100m以上出したラインを巻く。これが実にしんどい。しかし、久しぶりのうれしい苦痛だ!
なんと語り部に50cmクラスが連発! こういう日もあるからやめられない
猛「僕はトロールウェイトの竿を前で2本出すから、望月さんは後ろでレッドコアラインの竿を2本出しましょう。それだと絡みにくいと思うよ」
…という事前の打ち合わせで、同じトローリングでも違う釣り方を試すことになったふたり。ざっくり説明すると、トロールウェイトというのはオモリで仕掛けを沈める釣り方、レッドコアラインは芯に鉛が通ったブレイデッドラインでライン自体の重さで仕掛けを沈める釣り方だ。我々的にはレッドコアラインの方が馴染みがある気がするのだが…なんで猛さんはトロールウェイトを?
猛「いや、レッドコアラインは回収やファイトがしんどくてね。それだけの理由や」
その後、9時ちょうどに語り部が40cmアップ、9時半には同じく語り部が50cmアップをキャッチ! 午前中だけで6匹のビワマスをキャッチしたが、なぜか語り部、つまりレッドコアラインにヒットが集中してしまった。
しかも片方のタックルにアタリが集中している。この猛さんに借りたロッドは去年からなぜかよく釣れるのだ。理由は不明(語り部も同じロッドを買って使っているのだが…)。
猛「今日はレッドコアやな。こういう日もあるで」
まあ、猛さんが操船して、ほぼ猛さんのタックルで釣っているのだから、猛さんが釣ったようなものだ。
昼前を最後に、一旦アタリが止まった。
猛「弱い風で水面が波立っている方がいいね。水面がベターっとしているときはあんまり釣れる気がせん」
その言葉の通り、再びそよ風が吹き始めた14時ごろ、語り部にヒット! これも…デカい。と思ったら、猛さんにもヒット!
猛「あ、外れてしもた」
残念ながら、猛さんはバラしてしまったが、語り部がキャッチしたビワマスは2匹目の50cmアップだった。結局、レッドコアラインを使用した語り部が7匹キャッチ、トロールウェイトの猛さんは0匹とはっきりと傾向が別れた。ただ、猛さんがロクマルを釣ったのはトロールウェイトだそうで、ま、その日による、ということだ。
今回も美味しそうな個体(主観です)だけ持ち帰り、あとは琵琶湖へ帰っていただいた。もっともっと大きな宝石になることを願って…。
●ビワマス釣りをするには、琵琶湖海区漁業調整委員会の承認が必要になる。詳しくは、釣りビジョンマガジンに寄稿した2022年のビワマス記事2本を参照してほしい。
2022年8月22日公開
滋賀県・琵琶湖のど真ん中でビワマスを追え!
https://www.fishing-v.jp/premium/498.html
2022年12月07日公開
琵琶湖の宝石は、解禁直後ならボコボコなのか?【ビワマス】
https://www.fishing-v.jp/premium/613.html
施設等情報
施設等関連情報
レンタルボート代金:1人乗り7,000円(9.8馬力)、8,500円(20馬力)。2人乗り8,800円(9.8馬力)、11,000円(20馬力)、3人乗り13,200円(20馬力)
公共交通機関:JR湖西線 小野駅下車 徒歩約17分
車:湖西道路 真野IC下車 約6分